前回に引き続き、小椅子の作成をします。座面の製作なのですが、試作品では無謀にも座面をおしりの形に掘り込む挑戦をしました。しかし、人様に使っていただくには、問題あり、未熟ということで、今回はフラットで済ませます(涙)。もっと時間があるときに、じっくりとやってみます。 |
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座面の板の組み合わせも決まり、ビスケット用の穴を開けます。このバイスこういった固定がしっかりとできて便利! |
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ここら辺までは、座面を掘るぞ!と意気込んでいたのです。ですから、ビスケットの位置がやや下になっています。悔しい〜 |
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座面の形を決めるため、ベニヤ板と厚紙で型を取りました。 |
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その型を写し取って、バンドソーでカットしていきます。 |
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大体の形が出来ました。おしりの方は、背もたれと同じ角で弧を描くようにしました。 |
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座板もおおむね完成ということで、脚の部分を接着していきます。この違った角度でホゾ位置ぴたりと決まるというのは、なんと言っても気持ちがいいですね。 |
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今回のホゾのきつさは今までで一番言い感じです。仮組みの時は、手でぎゅっと押し込む感じ。ボンドをつけると、さすがに手の力では厳しく、クランプでバランスを見ながら締めこむ感じでした。 |
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脚、座面が完成。あとはサンディング、スポンジング、仕上げのサンディングという工程です。 |
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別角度からもう一枚。 |
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塗装終了です。ムラの心配もあり、椅子はBriwaxを考えていたのですが、テーブルをオイルで仕上げていたため、余り色調が変わっても困るので、オイル仕上げとしました。今回は、ナチュラル色で、一度目を塗り、サンディング、そして目的の色(テーブルの色)に合うように調合しながら仕上げました。 |
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余りムラにもならず、スプルース板も結構オイル仕上げはさえるようです。 |
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幕板の補強をしていきます。端材のアッシュで作っていきます。 |
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まずは45°でカット。 |
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次に、ホゾの角度をつけたため、前部の角度は41°にしてカット。 しかし後ろが困りました。テーブルソーの刃が49°にはなりません。というわけで、両サイドに振り分け、何とかぎりぎりでカットすることが出来ました。 |
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椅子2脚分。できました。 |
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ビスの穴をフォスナービットで座堀しておきます。 |
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次に、2つにカットします。 |
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これで、補強材も完成し、いよいよ最終の組み立てに移ります。 |
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まずは、座板を金具を使って、固定していきます。 |
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次にコーナーに補強材をビスで留めて、いよいよ完成です。 |
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テーブルと一緒に記念撮影。来週にはお嫁入りです。今回の椅子作りはいろいろと勉強になりました。反省する点も多々。幕板の下げ具合ととか、背もたれの角度、座面の厚みなどもう少しスマートに仕上げたかった気もします。あと、椅子はアイデア一つでいろいろな表情をつけることが出来ます。そう考えると、なかなかおもしろいです。また、機会があれば挑戦したいですね。今回の反省を生かしながら・・・ |
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