4月19日(土)晴れ  High Chair vol.1

久々に作ってみたーいと思えるものがありましたので、挑戦してみます。まずは荒木取り、今回はホワイトオーク。これも久々の広葉樹でわくわくです。
まずは脚の製作から。厚みは足りませんので2枚を張り合わせます。
鬼門の張り合わせ。ちょっとだけうまくなりましたボンドの量とクランプのかけ方。そして、しっかりとあまったボンドを押し出すことでまずまずうまくいきます。
4本脚ができました。さすがにホワイトオーク重量感があります。
その他の材料も大まかにカットしました。
ここからが今回の課題。というか勝負どころです。脚が前後に7°傾斜、左右に4°傾斜の脚にしていきます。まずは、鋸刃を4°傾けて・・・
マイターゲージを7°傾けて・・・(汗)
脚をカットするのですが、混乱するばかり、メモやらマーキング、そしてテストカットをして、いざ本番!うまくいきますように。スライドマルノコでやればいいんですが、フェンスがゆがんでて、こちらのほうが信頼できます。
次に幕板を、これも脚の傾斜に合わせて上部をまず7°でカット。
こんな風に・・・これで脚の上部と面一になるはずですが。
写真がありませんが(熱くなってしまって忘れてました)幕板のサイドは脚の傾きに合わせて、前後は4°、そして左右は脚に2°のテーパーをつけるので、7+2°で9°でカットをしました。
次にフットレスト用の溝を掘っておきます。これも4°傾斜。ハァ〜!
無事終了。
次にテーパージグを2°傾斜させて、脚のテーパーを作っていきます。
ご覧の通り。
フットレストを納めてみました。入り具合はいいようです。針葉樹と違って、かなり綿密なカットでないときつすぎたり、ちょっとやりすぎるとすぐにスカスカになってしまいます。許容力は少ないですね。
今回は幕板はビスケットで、#20と#0を使います。
脚はオフセットになりますので、幕板の設定から3/8"だけ上げておきます。
緊張の仮組みです。おー!今のところうまくいっているぞ!
ここからは、現物あわせで行きます。まずは桟を。慎重に合わせて、マーキング。
ビスケットでは、材が小さすぎて、いよいよこれの初仕事です。
しかし、スケールが、見た目にもセンターからずれていました。テストをしてみると1mm弱のずれ。これでは、ダメです。
で、ホームセッターに走り、このドライバーを購入。高い!1本900円。思わずドミノを持っていってそこで使ってなんて考えてしまいました。
スケールを左端ぎりぎりに寄せて、何とかセンターに来るようになりました。
こちらも3/8"のオフセット、ゲージをはさんで固定しました。
ビスケットとドミノのコラボレーション。
ビスケットはゆるいため仮組みも四苦八苦です。
やったー。うまくできました。結構自分で感動してしまい、しばらく眺めてしまいました。
次にここに貫を一本これも現物あわせ。慎重に再度マーキングです。
こちらも4°の傾斜。直角ならな〜。
8mmから5mmに刃を替えます。
材が小さいし、傾斜しているし、安定させるため両サイドにあて木をしておきます。
こちらも失敗は許されないためしっかりと固定をして勝負です。
おーまたもや成功。自分ではないようです・・・
全ての材が加工が終わり最後の仮組みです。
幕板はRをつけて・・・
サンダーで仕上げておきます。
フットレストの固定のためのビス穴を開けておきます。
子供が使うHigh Chair角はやわらかくするためラウンドビットで面を取っておきました。ここまで、直角が一つもありません。アー疲れた。この後は背もたれや肘掛など、まだまだ続きます。


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