9月9日(日) 晴れ Toy box広葉樹バージョン

今回はトールペイント用ではなく、そのままを使われるとのことで、広葉樹でチョットぜいたくに作成することとしました。材料は、左端がウォールナット、右2枚がアメリカンチェリーです。こういった色の組み合わせがどうも好きなんです。
SPFとは違って、一枚が高価!失敗したからやり直しも、予備の材もありません。ということで、木どりも慎重。チョークで大まかな寸法を書き、材料の確認をします。
何とかぎりぎりで、材料取りをすることが出来ました。
さて、製材に移ります。今回はチェリーは25mm厚、幾分余裕があるので、しっかりと基準だしをすることが出来ます。
とりあえずチェリーの2面の基準を出すことが出来ました。
ウォールナットは30mm近くあるので、手押しカンナで2面の基準を出してから、挽き割ることにしました。
ウッドスライサーに刃を替えてから本当に安心して、挽き割ることが出来ます。面もバンドソーとは思えないくらいすべすべ。おかげで自動カンナでわずかに仕上げるくらいですみます。以前は蛇行したり、面が荒れてて、予定の厚みより薄くなったり、その分を考えて多く挽いたりと無駄ばかりしていましたが、ウッドスライサーのおかげで、見通しがしっかりとつき作業にかかれます。
それぞれの材料の厚みもそろえ、チョットここで1,2日置いておきます。
昼間は工房も締め切り。温度もかなり上昇して、案の定、数枚はそりが出てしまいました。目的の厚みまでは、まだ、仕上げていなかったので、ここでもう一度、手押しカンナ、自動カンナで最終の厚みまでもっていきます。
ビスケットで、板接ぎしていきます。
今回はタイトボンドVでやってみます。別に大きな意味はないのですが・・
クランプをして、圧着です。毎度の光景ですね。
とりあえず箱の側面の材料が出来ました。
端をそろえます。先日スレッズの測定をしてみたところ、わずかに刃との直角が取れていないのに気づきました。どうも、のこ刃のTrunnionを調節したせいでしょうか・・・。気になるな。また、作り直しかもしれません。
いきなりですが、今回の継ぎ手はBox Jointにします。F2を買って、初めての作品作り。ここで、一つ勉強になりました。テストカット用のパイン材を用意していたのですが、テストカットではバッチシ。でも、本番では微妙に違います。テストカット用も同じ材料、特に広葉樹の時は重要なポイント!と一人で納得していました。微調整ををして何とかクリアすることが出来ましたが、緊張の瞬間でした。思わずルーターのスイッチを入れたときは、『いくぞ』と声を出しました。
集塵、ルーターに取り付けるものはあるのですが、どうもホースなどが邪魔になり、集塵ホースを直接つけました。LEIGHも新しい集塵システムが出ていて、すこぶるよさそう。買おうかな?
作業の様子。上から一枚!
それでも、かなり木屑が飛び散りました。広葉樹はさらさらとして舞い散ることもなく、子供が集めて、人間だ!といって遊んでました。
やっとのことでカット終了。仮組みです。
 
 
 せっかく出来たのに、一部を切り取ります。
 
 
 こんな風になりました。これは箱にするだけではおもしろくないので、チョット変化をつけることにしたのです。
 
 
 で、こんな形になりました。変ですか?
 
 
 上の部分に溝をを彫り、シナベニヤで底をつけました。
 
 
 さて、いよいよ接着です。Box Jointとかダブテールは接着が大変。塗るにも時間がかかるし、ふき取りも大変、そしてクランプの掛け方も・・・勉強しなくては
 
 
 ということで、一家総出で組み立てとなりました。あせるあせる!
子供は歯ブラシで、接着剤のふき取りを担当。これがなかなかやってくれるんですよ。あと少しで本当の弟子になりそう!
 
 
 やっと完成。この後は底や蓋を作っていきます。
 
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